昨日、3万円を突破した日経平均は今日(2/15)も元気に600円高まであっての383円高。(窓開けての上昇からの上にやや長いひげが気になる)
足元では緊急事態宣言の最中、景気の先行きが不透明の中での株高に疑問の声もありますが・・・。
この株高の流れに乗って大きく利益を上げた方がいらっしゃるのも事実。
乗り遅れてしまった方も多数いらっしゃるのも事実。
今から上値を追うのは不安だけど、逆張りも怖い、という方に一考に値するかな?と考えているのが今から紹介する『国際のETF VIX短期先物指数』(1552)です。
この上場投信はS&P500 VIX短期先物指数に連動します。
VIX指数とは何ぞや・・・という方もおられるでしょう。
「VIX」とは,ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)の略称で,一般的に相場の先行きに対する投資家心理を示 すものとして利用されています。(恐怖指数とも呼ばれています)
つまり、投資家がビビっている時に上がる指数=暴落時に急上昇するという性質を持っています。
なので、株高のときのリスクヘッジに向いている、と言えます。
ただ注意しておきたいのは、
1.アメリカのS&P500のVIX指数に連動するため、日本単独の暴落時には反応が鈍い(ライブドアショックのようなとき)
2.平常時には徐々に逓減する性質があり、長期保有には向いていない
また、暴落時に跳ね上がるという、「他人の不幸は蜜の味」的な要素もあり、なんとも複雑な気持ちになりかねないのですが、あくまで「もしもの時のため」と割り切って少し購入しておくのもアリかな、ぐらいに思っておけばいいでしょう。
平常時に買っておいて事件を待つ。そして、事件があって指数が反応したら吹き値売り!って感じがいいかなと思います。
何か起きてすぐに買うという手もありますが、あっというまに落ち着いて高値掴みだった・・・という可能性もあります。
同じようなリスクヘッジで空売りやベア指数を買うという手もありますが、これらはここからさらに吹き上がるとちょっと怖いな・・・と思いますね。
(と言いながらベア指数は少し買ってますけどね)
(この記事はあくまで『国際のETF VIX短期先物指数』(1552)を紹介したものに過ぎず、投資を勧誘する目的ではありません。)