むらた課長のマネジメント実践塾&公務員ドラマ「伴沢直稀」

40代でヘッドハンティングされた元公務員が、異色のキャリアでマネジメントを語ります。ライトノベルにも挑戦!

「マジメな日本人」が国勢調査に答えないのはなぜなのか?

 

国力低下の象徴 

 日本人をイメージする言葉として「マジメ」「勤勉」と言われる方も多いのではないのでしょうか?

 しかし、本来の〆切であった昨日(10/7)時点で回答率が50%を切るというのは、個人的にはかなり衝撃です。

 こんなちょっとした調査にも非協力的な国民が増えていることは、間違いなく国力は大幅に低下しています。

 

 

5年前は市職員でしたので、国勢調査の指導員として駆り出されました。

 地元の自治会の役員のみなさんが調査員として絶大な協力をいただいたこともあり、回収率100%で終わることができました。

 

 

 個人情報保護意識の高まりや、コロナの渦中での調査で特に今回の調査は困難であることは予想できたことでしょう。しかし、国民の中で、「国の調査に協力しよう」という意識が思いっきり低下しているのではないでしょうか。

 

 

政治不信が影響?

 特に政府の対応に批判的な方からは、「国勢調査に対する抵抗」のツイートも出てくるなど、国勢調査をよく思っていない国民も多数いるようです。

「国民の知る権利を侵害して、国民に個人情報を提供させるとは何事だ?」

・・・気持ちは分からないでもありません。

 

国勢調査と政府批判は切り離して

国勢調査は国のビックデータとして大切なもので、政策決定の重要な要素です。

これは、選挙により政権交代が起こったっとしても、その重要性に揺るぎはありません。

政府批判は選挙をはじめとする政治活動により示すべきであり、国勢調査に協力しないというのは国益を損ない、まわりまわって自らを苦しめる行為になります。

 

不真面目層にどう対応するのか?

一方で、「めんどくさい」といったそもそも協力する気のない層や、「とにかく嫌」という個人情報を盾に抵抗する者、行政に対して批判的な者などが非協力的です。

いままでの国勢調査が「国民の善意」に甘えすぎの面も否定できません。

また、調査員のなり手も不足しており、報酬の割に苦労が絶えないことで今後ますます調査には困難を極めることになるでしょう。

 

残念なことですが、回答には一定のインセンティブを用意するなど、抜本的に見直す時期に来ているのではないでしょうか。