ネット系証券会社では、「貸株」を扱っている証券会社がいくつかあります。
現物株を貸株設定しておくと相当の金利がもらえる、というものです。
↓楽天銀行の例
銘柄によっては10%を超えるような高額金利が設定されていて(ただし、ハイリスク)配当よりもリターンが大きく、株式投資の隠れた魅力のひとつでもあります。
(多くの銘柄は、0.1%程度)
権利日などには利率が変動、貸株にしたまま権利日を迎えると配当や株主優待の対象外となりますが、配当金相当額が入ります。
例えば、額面100万円、貸株金利5%の株を1年間貸株にしておけば、
理論上、5万円の貸株料に配当相当額がもらえます。
(税金等は考慮せず)
しかし、貸株にした株は保護の対象外です。
【貸株サービス・信用貸株にかかるリスクおよび費用】
(貸株サービスのみ)
- リスクについて
- 貸株サービスの利用に当社とお客様が締結する契約は「消費貸借契約」となります。株券等を貸付いただくにあたり、楽天証券よりお客様へ担保の提供はなされません(無担保取引)。
(信用貸株のみ)- 株券等の貸出設定について
- 信用貸株において、お客様が代用有価証券として当社に差入れている株券等(但し、当社が信用貸株の対象としていない銘柄は除く)のうち、一部の銘柄に限定して貸出すことができますが、各銘柄につき一部の数量のみに限定することはできませんので、ご注意ください。
投資者保護基金の対象とはなりません
つまり、万が一、証券会社が破綻するなどにより株券が返ってこないこともありうるし、その場合に保護制度の対象ではない、ということです。
このあたりのリスクを頭の片隅に入れて、貸株設定をするかどうか判断した方がよいと思います。