むらた部長CEOの「おはよう諸君!」~投資とマネジメント~ 

ヘッドハンティングされた元公務員による投資とマネジメント

6歳児を社長にしようとしてキレたバカ親の話

ある日。

 

30代半ばと思しき男性が、市役所の窓口にやってきて

 

「6才の息子を代表取締役にしたいので、印鑑登録がしたい」

 

と大真面目に言いだしました。

 

で、応対した女性職員が、冗談だと思ったのか、半分笑いながら「できません」と言ったことにブチ切れ

 

大真面目に申し出たことに対する女性職員の「不誠実な態度」に一瞬でキレてしまい、(キレ方はハンパなかった)現場はパニックに

 

(小さな子どもが印鑑登録できないのは常識なので、女性職員が笑ってしまったのも無理はないかも)

 

男性は、

会社法の規定で代表取締役に年齢制限はない

②親権者がいいと言っているのだから印鑑登録させるべき

(会社の登記に代表者の印鑑登録が必要ということらしい)

 

と主張して譲らず。

加えて、女性職員にバカにされたと怒りが収まらず。

 

(職員の態度を理由にブチ切れる人は少なくない)

 

手続き上、法人登記において、印鑑登録を求めることによって印鑑登録ができない年齢の者を代表取締役にすることを排除しているのではないか?

 

印鑑登録自体が、法律行為に係る登録者本人の意思を明確化するものであるため、法律行為を単独でなし得ない者の登録をできないようにしている

 

な~んて説明しながら断念させた思い出があります。

 

6歳児を社長にしたいというのは、話題づくりか何かのつもりだったのでしょうけど、6歳児が社長の会社と取引したいと思うような会社があるんでしょうか?

 

(ちなみに印鑑登録は市町村条例に定めがあり、ほぼ全国どこでも15才以上からできるようになります)

 

※この話は、実話を元にしたフィクションです

 



普段は投資の記事を多めに書いています

 

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