立会外分売が多めの投資情報と雑感と雑談

日本株の分売情報が多め、あとは米国株と政治の話や雑感【旧・むらた部長の「おはよう!諸君!」~投資とマネジメント】

松井証券の「優待クロス」やってみた(諸経費かっちり計算付き)

本日(3/29)は3月決算銘柄の権利付き最終売買日。

この日までに現物で株を買って、保有しておくと、配当金や株主優待をGETできます。

 

読者の諸君は、「リスクなく株主優待だけをGETできる」【優待クロス】をご存知だろうか?

 

株主優待銘柄と同じ銘柄の「空売り」を同時に持つことで、株主優待だけもらえちゃう裏ワザ。

 

とても魅力的だが、取引ルールが面倒であったり、実は損するような落とし穴があったりと、なにかと面倒なのだが・・・。

 

クロス取引を一発セット「優待クロス機能」

 

松井証券さんが、ボタン一つで優待クロスをセットする「優待クロス機能」を装備したので、実際に使ってみることにしました。

 

 

「ボタン一つ」といっても、事前に「信用口座」を開設しておかねばならず、現物と空売りをセットするのでそれなりの余力(資金)を準備する必要があります。

 

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優待が欲しい銘柄を検索すると【優待クロス】というボタンが現れるので、ここをクリック。あとは、

①信用新規を「一般」「制度」から選び

②優待に必要な株数(伊藤ハムの場合は1,000株)と値段(約定単価を下げたいなら下限で)を入力

③注文

 

これで、現物と空売りのセットを新規約定し、かつ、権利落ち日に反対売買で清算してくれるところまで注文が完了してしまう優れもの。

 

 

という訳で、

魚(ニッスイ

肉(伊藤ハム

トイレットペーパー(日本製紙

日用品(激落ちくん・レック)

 

をセッティング。

 

実際にどのくらいお得なのか?(優待内容と費用)

優待内容

 ニッスイ・・・自社製品3,000円分

 伊藤ハム・・・自社製品5,000円分

 日本製紙・・・自社製品(金額非公表・たぶん2,000円ぐらい)

 レック・・・自社製品2,000円分

 合計 12,000円分

 

諸経費

 手数料・・・約定金額約246万円につき、3,300円(ボックストレード適用)

 貸株料・・・今回はすべて無期限信用を利用。貸株料2%、136円

 配当・・・配当のうち、受け取り分は20.315%課税。空売り分は100%支払い。

      配当合計28,650円のうち5,820円を支払う

 

 ただし、手数料・貸株料は損益通算の対象・・・698円戻る

 配当控除を使えば、12.8%戻る・・・3,667円戻る

 →よって、実質負担額は・・・4,891円

 

 感想・・・もう少し経費、安くならないかな~

 

 最後に注意事項をいくつか

  ①制度信用をつかうと逆日歩という金利が発生します。

   権利日マタギはとっても高いですのでおススメしません。(超重要)

  ②優待がもらえる株数は最低単元とは限りません

   (ニッスイは500、伊藤ハムは1,000など)

  ③権利日は銘柄によって違う(月末とは限らない)

 

  ※ 素人が計算しています。間違っていても責任は取りません。

    そして、間違っていても指摘は要りません。

 

 では、ご参考に

 

 

www.matsui.co.jp