むらた課長のマネジメント実践塾&公務員ドラマ「伴沢直稀」

40代でヘッドハンティングされた元公務員が、異色のキャリアでマネジメントを語ります。ライトノベルにも挑戦!

「空気が読めない」新人は使えないのか?

 

「空気を読め」なんて指示を出す先輩には決して近づいてはいけないし、

「空気を読め」なんて言っている者が上司だったら運がなかったと思うしかない。

 

それぐらい罪深いと考えています。

 

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あいまいな指示しか出せない者はマネージャーの資格なし

スポーツに置き換えてみましょう。

 

監督が

「空気を読んで臨機応変に判断しろ」

と、指示を出したとします。

 

あなたはどう動きますか?

・・・具体的な判断基準は示されないので、自己判断で動きます。

 

で、結果が思わしくなければ

「空気読め!って言っただろう!!なにやってるんだ!!!」

 

ということになりますよね。

 

 

たまたまうまくいくこともあるでしょう。

しかし、その手柄は「空気読め」と指示した監督ではありません。あくまで自己判断して結果を出したあなたにあります。

 

監督は指示を出したようで、実は何も指示していません。

つまり、マネジメントしていないということです。

 

「空気読め」はパワハラ

 

特に新人は、判断基準が成熟していません。

当たり前です。

知識も経験も不足しているからです。

判断基準が示されていない状態で正しい選択をするためには、ある程度の経験を積んで、ノウハウ(別の言い方で言うと「目に見えないルール」)を知っておく必要があります。

 

そこで冷静になって、上司や先輩は新人に「判断基準」(つまり、ルール)を教えるのです。

「空気読め」と言ってしまいたい場面では、そこで正しい行動をするための判断基準が不足していることが原因であることがほとんどです。

 

しかし、責任を取りたくない、ミスを部下(後輩)に押し付けたい上司や先輩が「空気読め」という言葉を叱責にもならない叱責や、アドバイスにならないアドバイスとして使ってしまいます。

・・・新人はさらに悩むでしょう。

判断基準を示されないまま「お前は間違っている」と言われるのですから、

一種のパワハラです。

 

 

必要なのは「空気を読む力」ではなく「ルールを把握する力」

ここでいう「空気」というものを分かりやすく別の言葉に置き換えると

「そのコミュニティでの見えないルール」であったり

「上司や先輩のもつ常識」であったりします。

 

こんなもの(空気)なんか読めないのだから、無理に読む必要はありません。

大切なことは、「ルールどおりに動けるか」に尽きます。

新人はルールを掴み、ルール通り動くためのスキルを磨くことです。

また、上司や先輩は、新人に対し、ルールを認識させ、ルール通り動くためのスキルを伝授することです。

これで仕事は回ります。

 

あいまいな部分は解消させる

あなたが上司から「空気読めって言っただろう!」と言われてしまったら、「具体的にどうすれば良かったでしょうか、判断基準は何ですか」と聞いてください。(勇気は要りますが)

そこで、具体的な事例が出てくれば、上司が自分の言っていることの過ちに気が付くかもしれません。それでもなお、具体的な話にならないのであれば、こちら側から具体化を獲得するか、あきらめるしかないでしょう。